【親戚】付き合い、自分から逃げていく親族たち?自分が親せきから逃げた?2

  • 地方とは、そういう全体主義なところがあり、よそ者は一切認めないという差別が年寄りから、子供まである。なぜそこまで差別するのか?それが田舎根性という植え付けられたマインドコントロールなのだ。これに気づこうとしない田舎の古い体質は決して消えることがない。しかしここにきて、工場にブラジル人やベトナム4541136602150005人が来ているが、彼らとの交流など一切ない。あるわけがない。あえて差別いう単語を使ったが、それは潜在的に確実に持つよそ者に対するレッテルがあるからだ。それを言っているにすぎない。

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怖くて近づけないのだ。彼らガイジンはあくまでも労働力で地元に居住する人間ではない。という認識がある。だから彼らを見なければいいし、見て見ぬふりをすればいい。ただ実習生にしても買い物に出たりするわけだ。それに出くわすと、緊張がやがて攻撃的になる田舎の人を見かける。地方でガイジンと親しくなると、それだけでマイナスイメージというレッテルを貼られる。それが地方という世界なのだ。

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4 元々親戚づきあいがなかった。これに尽きるかも知れない。親が現役で若い頃は、親についていってただ挨拶してそれでよかった。しかし親戚にも従妹がいて学校の優劣、仕事の優劣を競い合う親戚関係になっていくと、次第に距離を置くようになる。仲のいい親戚とそうでない親戚が出てくる。父方の親戚は仲がよかった。旅行も一緒に行ったり、食事会や本家にお盆、お彼岸に集合していた。それは本家という場所があったからだ。兄弟間とそうでない親戚関係は微妙だった。

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兄弟同士は理解し得ているが、長男の嫁とか四男の嫁とか親戚の輪の中に入るのは、至難の業だった。本家で生まれ育った兄弟の結束は強かった。お互いの子供が成長していくにつれ、競争原理が働く。受験、就職、結婚という経験を経てそして適齢期を超えると親戚も年金世代になる。子の世代でお互い友好な関係であれば親の親戚関係を引き継ぐことができるが、そうじゃないとここから全くの疎遠になる。そして親世代の親戚が亡くなると、久しぶりに再会することになる。

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この気まずさはなんだろう?親世代で培われた根底がないのだ。だから次第にお互い距離を置き、疎遠になる。お互いの生活に干渉しない。行き来しない。自分に限らずこの傾向は大きいのだ。東南アジアでは、親戚が頻繁に家を出入りして、ご飯を食べにくるとか当たり前にある。それがいいか悪いかわからないが。父の晩年には、次男の嫌がらせにより、兄弟からハブられた父は惨めだった。次男は他の兄弟を集め、三男の父に声をかけなかったり、陰湿ないじめをした。兄弟も父の家に行き来も連絡も無くなり、父は怒りと悲しみを感じていた。その頃の父の様子は、友人が多かったので救われたが、以前は兄弟関係が良好だったうえに、愚痴っぽくなって悩んでいた。

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父は持病の糖尿病があり、そして肝臓がんで入退院を繰り返していた。そんな父に兄弟たちは冷たい仕打ちをした。結局本家の財産が目当てだった。長男の嫁は、本家の財産5000万円という金を銀行に分散させていたのだ。こういう悪知恵はあった。この本家の金を巡り、遺産相続しない長男嫁の姉さんと兄弟との間に葛藤があった。相続するしないで頑としてサインしない、首を縦に振らない姉さんに、兄弟たちは苛立って強引な方法も考えた。ゆういつ、この姉さんと話ができたのは父だけだった。兄弟たちは、特に次男は、「父に交渉してくれ」と望みをかけた。父はよくパピオン犬を連れて散歩がてらに、本家に寄るのが日課だった。父は誰に対しても、平等に親切で優しい人だった。だから父を嫌う人はいなかった、遺産相続で躍起になっている兄弟を冷めた目で見ていた。それがには次男は気に入らなかった。

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他の兄弟とは違い長男の「姉さん」だからという、ごく自然な行き来だった。それを兄弟たちは、父が「財産を独り占めしようとしている」とか、事実ではない噂を流すのだ。欲にまみれた兄弟ほど見苦しい物はない。そして数年後、この姉さんは地区の旅行に行き、ホテルの食事中に「頭が痛い!!」と訴え、そのまま脳動脈瘤となり救急車で運ばれそのまま亡くなった。これにより、相続をしていないので法律上、嫁の本家へとこの家の全財産が盗まれることになった。姉さんは、嫁ぎ先の本家の兄弟を長年憎んでいた。不信感と積年の恨みがあったのだろう。一切の交渉と相続のサインを拒み続けたのだ。兄弟たちは、深く絶望したに違いない。

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どんなに悔しいことか、わからないでしょう。だって本家の財産を全部他人に持っていかれたのだから・・・本家を受け継ぐ次男は、直接抗議や多方面の関係者や大本家に口利きをお願いしたようだが、相手の方はまったくの無反応で、「もらえるモノはもらう」というスタンス。当然法律には叶わなかった。これも何かの因果か知らないが、こういう結果になってしまった。ゆういつ本家の家と土地は無事だった。この経緯は相手の親族たちは、全財産を厚かましくも、もらう予定だったらしい。だが高齢の姉さん実家の人が、それを阻止した。お金を全部もらって、家も土地を奪うなんて、まるで強盗ではないか?良心の呵責というところだろうか?

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もし、厚かましく相手の親族がこの本家に来たら、たぶんそう叩きに遭うだろう。そして相手方の方の評判も最悪になるだろう。と予想される。ココでは共同体が絶対なのだ。もしもこの本家に住んだとして、村八分になることは目に見えている。他人の家と土地をガツガツと奪うという詐欺ぎりぎりの行動は、問題が多い。当然禍根を残した姉さんは、「本家のお墓にはこの嫁を入れません」という判断をした。生前あれほど「サインしてくれ」とお願いしたのに、頑として拒んだ姉さんに責任がある。だから死に際も誰にも看取られず不幸な亡くなりかたをした。

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人の一生は死に際にあると言う。兄弟と他人では意識がまったく違う。いくら本家を守り続けたとはいえ、それを兄弟の血縁者に渡さず、全部自分の財産と欲張ったツケ。こういうケースは多い。前に弟との相続問題について書いたが、兄弟でも同じ状況はいつでもあり得る。しかし、法律上は順位があるので、これを覆すことは絶対にできない。この件で兄弟たちの反発や怒りは収まらなかった。表面上は穏やかだったが、腹の底では煮えくり返るくらい頭に来ていた。私はそういう現実を見てきた。こういう現実を知ると、父の件もあるが、親戚の付き合いを益々したくなくなる。しょせん上辺だけの付き合いなのだと、悲しい気分になるからだ。