海外あるある バンコクの沈没キモオタと傷心の女の子、ただただキモイ

キモオタのバンコクの沈没オヤジと傷心の女の子

バンコクのファラボーン駅からチェンマイ行きの夜行寝台列車にてあった沈没オヤジです。その日、私は生まれてはじめて寝台電車に乗るというので、少々興奮していました。出発当日の昼に、チェンマイ行き寝台列車のチケットを購入しました。そして出発時間の1時間前に駅に行き、チェンマイ行きの電車に乗り込みました。まだまだ時間があったので、暮れていく駅の風景をぼんやり見ていました。次々と乗り込むお客。すると大きなリュックを背負った女の子がきょろきょろと席を探しています。

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キモオタオヤジと女の子の関係は??

すると、ここだとばかり座席を見つけ座りました。その席がなんと私のまん前の席だったのです。ちなみに私は1階のベットを予約。(2階よりやや高い)女の子(20代前半)は、リュックからガイドブックを取り出して、なんか落ち着かない様子。そこへ、汚い沈没オヤジが車内を小走りしてきたwそしてこの沈没オヤジ(40代半ば)が女の子に寄り添い、「がんばってね」とか「いつも君を思っている」とか歯の浮いたセリフを言っていた。なんだよ、こいつら日本人かよ?しかし、オマエに言われたくないという、汚いオヤジの口から次から次へとマシンガントークが出るわ出るわ。女の子は、キモオタオヤジに恐怖しているのか?困惑したような?戸惑っているように見えた。

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キモオタオヤジのくっさい芝居

この親父に殺意をすら覚えました。しつこいというか、この女の子のなんなんだ?そして発車時刻近くになると車掌が回ってきて、オヤジはしぶしぶ下車していきました。やっといなくなったとホッとしたのもつかの間・・・外からこの子に向かってあーだこーだ励ましている。そして、とうとう手まで握って離さない!?この子は純情なのか?なんなのかわからないが、オヤジのくっさい芝居に付き合っているようでした。そして、発車の音が鳴り列車が走り出すと、このオヤジは小走りに走り出し、最後のラブコール?「いつでもおいでよ、僕は君を待っているよ!いつでも連絡して!!」と叫ぶオヤジwそりゃあ、今でも思い出すだけで、背筋の凍る醜い光景でした。小太りでヨレヨレのシャツを着て、サンダル履きのオヤジが小走りする光景を想像してみてください。ねえおぞましいでしょ?

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電車に揺られること30分。女の子がまん前なので、話さなくては気まずい雰囲気になるので、とりあえず会話すると、「さっきの親父はついさっき会ったばかり」だというwww私は唖然としました。女の子はタイが初めてらしい。そして私から正しいバックパック!?のアドバイスしました。「あんな、ぼろ雑巾のようなキモオタ沈没オヤジに関わっちゃいかんよ・・・」てね。何でもこの子は、最近父親を亡くしたそうです。

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憧れの寝台列車・・・バナナ畑

それでなんだか、タイに来たらしいです。そういう傷心旅行らしいのです。そういう日本人は多いです。私もその一人ですから・・・横になりたいなと思い、上下のベットを自分でセットして寝台列車から見える風景をぼんやり眺めていました。上の段の女の子は気になりますが、寝台列車という初めての体験でワクワクドキドキしていました。早朝、バナナ畑が見えたときには感動しました。そしてやっぱり1階でよかったと思った。中腰で座れるし、安定している。トイレに行こうと思えばすぐに行ける。そして何より、外の風景が見える。バナナ好きな私は夢のような風景でした。そして早朝チェンマイ駅に到着。駅を出た途端、テュクテュクに兄ちゃんに声をかけられ、街中まで行くことになりました。

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一人がんばる女の子

そして、女の子に「一緒に乗らないか?」と誘いましたが、女の子は、キッパリと断り!?重いリュックを背負い市内まで歩くというのです。まあ自分も警戒されているんだろうな?と・・・先を歩く女の子をテュクテュクで抜かしました。なんか旅というのは、そういう信念も必要かと思います。がんばる姿は美しいです。しかし意地を張って旅をしても楽しくはありませんよ。状況や環境に臨機応変できないと、面白みのないバックパックになります。計画された旅もいいですが、団体旅行じゃないし、いろんなトラブルを経た経験はその後の人生に絶対役に立ちます。それは、経験者しか理解できないことです。

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数ヵ月後カオサンの通りでこの子に会った時はビックリしましたね。あの後、チェンマイで日本人女の子グループと合流して楽しんだそうです。そりゃあよかったねと夕食を一緒にしました。あのオヤジのことを聞いたら、「連絡してない」wwwそうでした。まあ当たり前だよなwあんなオヤジに付きまとわれたら自分でも気持ち悪い。現在でもビザが切れた邦人も結構いるそうです。タイは東南アジアでも物価の高い国です。ですから、気軽に行けるという国ではなくなりましたね。悲しいですが・・・

https://www.arukikata.co.jp/country/TH/