上海人妻と離婚して、10年後の世界・・・
年末という地獄
この時期はとにかく慌ただしい。
都内に出れば、不必要に焦らされ、なんか
気がそぞろで嫌になる。
皆落ち着きがなく小走りで、走っている奴
もいる。
年末はどこもかしこもそうだ。
都心に住めば雰囲気に流されることが
多い。だから疲れるのだ。旅行者ならこの雰囲気
が楽しいだろうが。
そんな年末で、元妻中国人と元息子夫婦に
招かれて夕食をした。孫ではないが2歳の
女の子もいる。
料理が得意な元妻は全部手作りで6品目を
作った。少し濃いめの味付けだが、文句は
言えない。日本語も覚えてきた元息子と
楽しい?会話もした。
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中国人のイメージ
自分の記憶では、あまり親密な印象はなかったが
この子は優しかった。中国人というと雑で乱暴
というイメージがあるが、人によりますね。
それは世界共通です。190㎝ある体格は、最近
太りでかくなっていた。この人の妻も170㎝ある。
だから2歳の子もそれ相応に大きくなるだろうね。
元妻は上海人なので、とにかく声がでかいし
つまらないことにもケンカ腰で無駄に口論となる。
自分はもちろんの事、他人でも気に入らなければ
納得するまでむしろ勝つまでやる。
そういう光景を見てきた自分は、なんとも思わなく
なり感覚がマヒしていたのだ。だからよく注目
されたし、振り向かれたものだ。
元妻はある意味、典型的な中国上海人女と
いえるでしょう。
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中国は得体の知れない人エナジーで溢れている。
中国に行ったことのある人はわかると思いますが
活気があふれ、生命力にあふれた感じがあります。
10年前はそうでした。
今では日本の習慣を受け入れ少しは大人しく
なりましたが、本質はなんら変わりません。
まあそれも元妻の個性なのです。
そんな感じで招待されたのですが、もう一人
最近まで入院していた高仲さんという年金
暮らしの男も来ていた。
なんだが不思議な空間だった。この風景を
他人が見れば、おじいちゃんと息子夫婦と
孫夫婦とひ孫になるでしょう。
血のつながらない家族。
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昔の日本のドラマ・・・それは疑似家族がテーマ
昔テレビで他人同士が家族風に住むというドラマ
があった。世代が違うので他者から見れば
家族でしょ?と思われますが、実は赤の他人で
出生も経歴もわからない人がなんとなく
家族を形成して生活している。
いつもこのドラマを思い出します。
ある休日繁華街に出かけ、おじいさん、お父さん
娘の3人が出かけました。おじいさんは、突然
心臓発作でその場に倒れる。
おじいさんは苦しみもがく目線には、
お父さんと娘が映っている。
娘は、お父さんが制止する意味を
瞬間に意味がわかった。
そして関係のない人々がおじいさん
を取り囲み、そのすきにお父さんと
娘は消えていく。
私はこの瞬間、背中が凍りました。
このシーンをいつも思い出します。深いです。
結局他人なのです。関わることを人は欲して
いるのですが、血のつながりがなければただの
他人なのです。
他人は電車で乗り合わせた隣の人と同じように
少し知っているだけなのです。
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しょせん疑似家族にすぎない・・・
だから今回の食事に招待されて、「うれしいだろ?」
と元妻に言われても、なにも感情が動かない
のです。
自分は皮肉れた人間です。喜びを喜びと
感じない。悲しい人です。自分の時間に戻りたい
と一人で過ごしたいと思う自分勝手な人
なのです。それをわかっていながら、子が欲しい
という贅沢を思います。
最後までありがとうございました。