女性のアンチエイジ

「人の老化は血管から・・・」
血管ケアはアンチエイジング

年齢を重ねることで硬くなっていく血管をケアしていくには日々の食事や運動で脂質をコントロールすることが大切です。

全身の健康に通じる血管ケア。
血液が汚れれば、全身に行き渡り筋骨に影響を及ぼします。
濃い成分ですと、酸性化した老廃物が血管壁につき流れが悪くなります。悪くなると血管が細ります。

徐々に細くなっていくと、血液は流れないので、主に手足が冷たくなります。慢性的にこれが続くと冷えが痛みに変わります。この問題を解消するには、まず血管を柔軟にしていくことが必要です。

血管は年齢で変化する。
女性の血管の加齢変化には女性ホルモンのエストロゲンが大きく関係しています。エストロゲンが減少する年代になっても若い頃と同じ食生活では危険かも。

加齢によるからだ内部の劣化は音もなく近づいてきます。特に肝臓は初期の減少が現れないので、ガンが発見されたが手遅れになるケースが多いです。
血管を若々しく保つには、やはり食事しかありません。野菜食を中心としたメニューです。

脂質を摂っても血管はしなやか
20~30代に最も多く分泌されるエストロゲン。若い人の血管は弾力性もあり、健康的。エストロゲンには血管拡張作用もあるので、血流もよく、動脈硬化になりにくいのです。

脂質を控えても血管にはプラークが……
更年期を迎えると、エストロゲンの分泌量は減っていきます。
加齢で血管のしなやかさが失われていくのに、エストロゲンの力もなくなり、血管にはプラークができやすくなります。50代になったら血管の老化を進めないためのケアが必須になります。

喫煙でエストロゲンの効果が無くなる。
閉経前にはエストロゲンによって動脈硬化から守られている女性たちでも、「その効果を帳消しにしてしまう危険因子がある」とそれが「喫煙」。
タバコに含まれるニコチンの作用で血管が収縮して血流が低下。血管は硬くなり、動脈硬化が進行します。
喫煙をしている女性は吸っていない人より、急性心筋梗塞のリスクが8.2倍も高まることが分かっています。

動脈硬化が人ごとじゃなくなる!
エストロゲンには、血管が正常に機能するのを助ける働きと共に、LDLエルディーエルコレステロールを減らすなど、動脈硬化を抑制する作用があります。
そのためエストロゲンが多く分泌されている20〜30代までは、特別なケアをしなくても血管は比較的しなやか。これは30代から動脈硬化が見られる男性とは明らかな違いといえます。

女性の閉経と分泌物
ところが女性も閉経を迎え、エストロゲンの分泌が止まると共に、血管の硬化が急速に進みます。血液中を流れる脂質にはコレステロール中性脂肪がありますが、これまでエストロゲンによって抑えられていたそれらの数値も自然と高くなり、血液の流れを妨げることに。動脈硬化の進行に大きく影響してしまいます。

血管から病気に・・・
さらにLDLコレステロールが血管の内壁にたまったものが、やがてドロドロの粥状のこぶのようになります。これがプラークです。プラークが破れると、そこに血栓ができて血管を詰まらせ、心筋梗塞こうそくや脳梗塞の発症につながるのです。