【天国と地獄】実録ふつうのおっさん。実弟の激しいイジメで老父は家を出た。15

Oさんと弟の溝は深まり、もはや修正不可能だった。Oさんは、時折幼い頃の話をした。いつも人気の的であったOさんは、兄弟の自慢の兄だった。地元の洋服店のモデルになったことがある。弟はその兄の広告を友人たちに見せびらかしたという。昔から仲が良かった。

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トラブルやけんかや口論は一切なく、普通の兄弟として一つ屋根の下暮らしていた。時間とともにお互いの生活になり、離れ離れに生活しているといいことも悪いことも、誰かの責任にしたがる。弟は一度結婚していた。その子がすでに成人して、一人は警察官、一人は精神を病んだ障がい者がいる。弟は父をなぜ憎み、なぜ本家を追い出したのか?この疑問があったので、尋ねて見た。

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すると「離婚の原因はオヤジにある、オヤジが小言を言うから、それがイヤになって家を出て行った」という。そこで甥に聞いてみた「なあお爺さんはお母さんにつらく当たっていたのか?」聞くと、そんなことはないと言う。じゃあウソをついているのか?そう思い込みとウソをついていた。思い込みだけで父を否定しそして暴力をふるっていたのだ。

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それも危うく殺人事件になるくらいの暴力をやっていた。かわいそうなことに、食卓は父だけ別に取っていた。ひどい話だが、これが現実だった。弟は料理が好きで大量に料理を作るのが趣味で?よく食べきれないくらい作っていた。あまったものは、妹に電話をして取りに来させたそうだ。なんでも漫画おいしんぼに凝っていたらしい。しかし父には一切料理を渡さない。これだけは徹底していた。

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父は家族が寝静まる頃を見て冷蔵をを開けて、自分一人で食事をしていた。それを見て見ぬふりを決めていた母がいる。これ以上ここにいたら本当に事件になると思い、別の所に部屋を借りることにした。Oさんの生活環境はそんなわけで毎日が実家の出来事と、店のことで頭がいっぱいだった。さらに追い打ちをかけるように、持病の糖尿病が発症して来た。病気との闘いもあった。