【格安バス】体験記 元バックパッカー

 

深夜バスを利用して KBライナーというバスに乗りました。ネットで格安バスで検索して最安値価格大阪~東京間2900円という価格でした。深夜バスに乗るのは数年ぶりです。隣との至近距離の窮屈さが思い出されます。大阪0時20分発で東京7時着という予定でした。梅田にあるバスのモータープールという所からの出発です。当日大阪郊外の観光地に行って結構歩いたので、足腰は疲れて若干筋肉痛でした。

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バックの選択を間違えてショルダータイプのバックでは、歩いての移動は大変苦痛です。できれば小型のスーツケースでよかった。重い荷物を持って移動するのと、手押しで移動するのはまったく違います。なので東京からバスに乗車した時のバスの荷物入れのほとんどはスーツケースでした。慣れた若い人たちは皆スーツケースでした。一人の女性は明らかにウーバーイーツのバックをスーツケース代わりにしていた。

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これには少し笑ったが、真四角で保温材で作られた頑強な出前リュックは、旅行にも向いている。ウーバーイーツのロゴは、黒いテープで見えないように隠している。新たな使い道の発見をした。そんなわけでスーツケース一択という選択でした。重いショルダーバックは400円の駅ロッカーに入れて、なんば周辺をウロウロした。よしもとの劇場前を歩き、昔食べた金龍ラーメンと隣のたこ焼きを覗いた。商店街の手前に200円でかけそばうどんの店があり、食欲もなかったのでここでかけうどんを食べる。

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というのも深夜バスに乗車する時、6時間もあるので6時間ほぼ動かせない。2時間おきにパーキングに立ち寄るが、エコノミー症候群になってしまいそうだ。2時間おきに体を伸ばさないと乗車は拷問でしかない。というわけで、真っ暗に電灯は消されるのでなにもできない。油分の多い食事をしたら絶対胃もたれするし、吐くかも知れない。正直自分は酔うほうなので、すごく警戒している。気持ち悪くなるのも嫌だし、吐くのも嫌だ。だから乗車前は食べないようにしている。

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しかし空腹に耐えきれず、あっさり系の食事にする。それが長時間バスに乗車する時のアドバイスなのだ。元々グルメじゃないし、名物を食べたいというわけでもない。ワンコインで食べられればそれでいい。だから観光地で松屋の牛丼並みを食べたりする。うどんを食べても出発時間までまだまだある。モータープールに取り合えず行ってみた。ロッカーからショルダーバックを出して、梅田から歩く、頼りはグーグルマップだ。目的地にして歩くが、なかなか表示が正確ではない。

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歩く方向が変わり、自分が今どこにいるのか?わからなくなる。電波を正確に捉えられていないようだ。これが商店街の中になるとひどくなる。歩いているのに現在が動いてなかったりする。人の流れについていったりして何度も迷ってしまう。コロコロ変わるマップの位置を確認しながら、やっとそれらしき場所にたどり着く。モータープールを発見した。安心してまだ時間があるのでマクドナルドを探す。

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すると3分歩いたところにある。マップ通りに歩くとドンピシャリでmの看板があった。これは感動した。マクドナルドで0時近くまで待機しよう。しかし何もやることがなく、寝たり、スマホをいじっていた。客層も入れ替わり残って残留しているのはごくわずかになっていた。9時前に店員が来て、9時が閉店時間だと言う。看板には、24時間営業とあったが、時短営業になっているらしい。しかたなく外に出るが、行くところがない。近くのスナックやバーなどは営業しているみたいだが。

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近所をウロウロした挙句、結局モータープールに行った。道路際に乗客が壁に寄りかかり時間を潰している。普段は地べたすわりをしている若い連中は、この時は地べたに座らず、なぜか?壁に寄りかかっている。不思議な光景だ。それとも地べたすわりする連中とは別な人種なのか?毎日見ているYouTube動画を見る。ラジオのように聞く。これはいい!?いつも見ている動画が路上で見れるのだから。

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それに時間が経つのが早い。しかし2本も見ればそろそろ飽きてくる。トイレも行きたいし、モータープールの中に入ると、仮設トイレがあり、屋根付きの待合所もあるじゃないか?ベンチもあり「なんだここで待てばよかった」と思う。ここで出発時間まで待つこととなる。バスが到着してアナウンスする元気な女性スタッフ。なぜか男がいない。それと同時にベンチに座っていた人がバスに向かって歩く。こんな光景を見ていた。どこかで見た光景。

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それは、東南アジアで経験した時の事。長距離バスに乗車しようと皆必死なのだ。間違えてはいけないし、乗り遅れてはならないという切羽詰まったあの感じがよみがえった。お金があれば新幹線でも飛行機でも使えはいいが、格安旅行では、バスがどの国も通常の交通手段なのだ。インド人?らしき人やフィリピン人のグループもいた。バスの移動手段は体力がないと厳しいかもしれない。ので高齢者は見かけなかった。ほとんどは若い連中か、中高年の個人だった。お年寄りにはきつい環境だろう。