健康マリファナ?麻薬マリファナ?先入観ナシで考えよう。

大麻とは ?

Cannabis sativa と
cannabis indica(インド麻)は、
何世紀にも渡り世界中に群生している
イラクサ科の植物の一種です。

縄や布地を作る繊維、薬用ハーブや人気ある
嗜好品といった、様々な用途に使われてきました。

大麻草は次のようにして使われます:

樹脂:茶色や黒色の塊で、バング、ガンジャ
ハシッシ、レジンという名前で知られています。

乾燥大麻:乾燥した花穂と葉を混ぜたものです。
葉っぱ(グラス)、マリファナ、スプリフ、
ウィードと呼ばれます。

スカンクというのは、有効成分を高めるよう
育てられた、効果が強い種類の大麻のことです。

その名前は、栽培するときに放つ刺激の
強い香りからきています。

人工光や温室の中で、たいていは水耕栽培
(土壌ではなく栄養分が豊富な液体で栽培)
されます。

他にも、AK47やデストロイヤーなど、
風変わりな名前がついた数百種類の
大麻があります。

街で手に入る大麻の強さはさまざまなので、

ある時点で使用している大麻が実際にどういった

ものなのか判断するのは困難です。

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大麻はどのように使われますか?

樹脂や乾燥葉をタバコに混ぜて、
紙巻きタバコを用いて吸うのが最も一般的です。
これはスプリフもしくはジョイントと
呼ばれます。
煙を強く吸って肺に数秒間留めます。
パイプや水パイプで吸われることもあります。
バケツと呼ばれる入れ物に入れて吸入する
こともあります。

また、お茶として煎れたり、材料に混ぜて
お菓子にすることもあります。

大麻を吸った際に精神に作用する成分は、
半分以上が血液に吸収されます。

この成分は全身の脂肪組織に蓄積しやすく、
尿に排出されるまでに長期間かかります。

そのため大麻は、最後に使用してから
56日後まで尿で検出されるのです。

英国における大麻の法的位置づけ
大麻は2009年1月、薬物乱用防止法
(Misuse of Drugs Act 1971)において
再評価され、B群(クラスB)に分類されました。

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薬物の刑罰の上限は以下のとおりです。

大麻所持では、5年以下の懲役、
および/または上限なしの罰金、またはその両方

大麻の栽培、輸出入、譲渡・譲受けでは、
14年以下の懲役、および/または上限なしの罰金、
またはその両方

若年者の大麻所持
若年者の大麻所持に関しては以下のとおりです:

逮捕
警察署に連行

犯行の内容によっては、懲戒、最終警告か起訴
一度懲戒処分を受けた場合、次の犯行の際は、
最終警告か起訴になります。

その後大麻に関連する違法行為をすると、刑事事件として扱われます。

成人の大麻所持
成人が大麻所持をしている場合、警告を受け
薬物は没収されます。

以下の場合は逮捕や警告、起訴となること
もあります。

累犯
公共の場で大麻を使用した場合
公共の秩序を乱した場合

大麻はどのように作用し、どのような成分が
含まれますか?

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一般的な大麻草には400種類の成分が


含まれています。

主な成分は4つあり、
デルタ-9―テトラヒドロカンナビノール
(デルタ-9-THC)、
カンナビジオール(CBD)、
デルタ-8-テトラヒドロカンナビノール、
カンナビノールです。

CBD以外の成分には精神を興奮させる
効果があります。

最も強力なのはデルタ-9-THCです。
最も強力な大麻はCBDの含有量が少なく、
デルタ-9―THCが多く含まれています。

大麻を吸うと各成分は急速に血液に吸収され、
脳や全身に行き渡ります。
「酔っ払ったり」「ハイ」な気分になるのは、
デルタ-9-THCが脳のカンナビノイド受容体に
結合した結果です。

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受容体は脳細胞にあり、ある種の化学物質が
一定期間はまりこみ「結合する」部位です。

成分が受容体に結合すると、細胞と、細胞から
生じる信号の伝達に影響を及ぼします。

興味深いことに、脳でも大麻に似た物質が
作られます。
これらは内因性カンナビノイドと呼ばれます。

ほとんどのカンナビノイド受容体は、
脳の中で、快感や記憶、思考、注意力、
知覚、時間の感覚を司っている領域にあります。

大麻の成分は目や耳、皮膚、胃にも
影響を与えます。

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大麻の効果は?

快感
「ハイ」になります。
リラックスした感じや幸せな気分、眠気、
色がよりはっきり見える、音楽が心地よく
聞こえるといった状態です。

不快感
大麻を使用すると10人に1人は、
混乱、幻覚、不安、妄想などの不快な
経験をします。

同じ人でもその時の気分や状況により、
快感を得ることもあれば不快な体験になる
こともあります。

こういった感覚は通常は一時的なものですが、
薬物は身体に数週間留まり、薬物の効果は
本人が自覚しているよりも長く続きます。

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長期にわたって大麻を使用すると?


うつ状態になり、意欲がわかなくなります。

教育と学習
大麻は以下のような能力に影響を及ぼすと
言われています。

集中力
情報の統合
情報の活用

こういった効果は大麻を使用した後も
数週間にわたって続くので、学生に目立った
問題が生じる可能性があります。

ニュージーランドで1265人の子どもを
25年間追跡した大規模な研究によると、
青年期の大麻使用と成績不良とに
関連がありました。

ただしこれは大麻の直接の影響ではなく、
単純に、大麻の使用によって学業に熱心でない
生活環境が助長されるためのようです。

就労
仕事をしている人たちにも学生と
同様の影響が見られます。

大麻が特別健康に害を及ぼすという
科学的根拠はありません。

しかし、大麻使用者はしばしば無断欠勤をしたり、
仕事時間中に個人的なことをしたり、
ぼんやりしていることが多くなります。

大麻を使用する人自身、大麻の使用によって
仕事や社会生活に影響があると述べています。

当然、職種によって求められる厳しさが
違います。

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大麻使用がパイロットにおよぼす影響

についての総説を見てみましょう。
パイロットが大麻を使用すると、使用して
いない時に比べて明らかにミスが増え、
大小合わせたミスを犯します。
もちろん、実際の飛行ではなく模擬飛行
での実験です。

最も望ましくない影響は最初の4時間に
見られました。

しかしながら、パイロットがハイの気分を
自覚しなくなってからも、大麻の影響は
最低24時間持続しました。

総説は「たいていの人は、前日に大麻
使用したパイロットが操縦する飛行機には
乗りたいとは思わない」と結んでいます。

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運転についてはどうですか?

ニュージーランドでの研究では、
大麻常習者や前日に大麻を吸った人が車を
運転すると、事故で怪我をする可能性が
高くなることがわかりました。

最近のフランスでの研究で、致命的な事故に
巻き込まれた運転者1万人を調査しました。
飲酒の影響を考慮に入れても、大麻使用者は、
致命的な衝突事故においては犠牲者ではなく
加害者である確立が2倍以上になります。
つまり、私たちのほとんどは、
前日に大麻を摂取した人が運転する車には
乗りたくないと考えるでしょう。

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こころの健康の問題

うつ病や精神病状態を含めた深刻な
精神疾患に罹っている人は、そうでない人に
比べてより大麻を使用しやすい、
あるいは過去に大麻を長期使用したことが
あるという科学的根拠が増えています。

大麻を常用すると精神病状態、あるいは
長期的には統合失調症を発症する危険が
2倍になります。

しかし、大麻うつ病統合失調症
引き起こすのでしょうか?
それとも、これらの疾患に罹った人々が、
一種の治療薬として大麻を使用するのでしょうか?

ここ数年の研究で、特に遺伝的にこころの
健康に影響を受けやすい人々において、
若い時期の大麻使用と後に起こる
精神疾患との間に明らかな関連が
あることがわかってきました。
つまり、青少年期の大麻使用が特に問題になります。

うつ病
オーストラリアで14-15歳の生徒1600人を
7年間にわたって追跡した研究があります。

大麻を常用している生徒は明らかにうつ病
リスクが高まりますが、その逆、
つまりすでにうつ病に罹っている生徒が
大麻を使用することは多くないとわかりました。

しかし、大麻を常用している青少年は、
後にうつ病と不安障害にかかる確率が使用
しない人に比べて5倍以上に増えました。

統合失調症
大勢の人を数年間追跡観察した
3つの重要な研究において、大麻を使用する人は
統合失調症になる危険が平均より高い
ということが示されました。

15 歳以前に大麻を吸い始めると、
26歳の時点で精神病に罹る確率が
4倍になります。

大麻を自己治療として用いるという
科学的根拠はありませんでした。
大麻を多く使用すればするほど、
精神病の症状を経験する確率が高まります。

なぜ10代の若者が特に大麻使用による
影響を受けやすいのでしょうか。
確かなことは誰にもわかりません。
脳の発達と何らかの関係があるのでしょう。
脳の発達は、10代から20歳になるまで
続いています。

大量の「神経回路の刈り込み(プルーニング)」
の過程が進行しています。
この過程によって、もつれて入り組んだ
神経回路が整理され、より効率よく
働くようになります。

この過程に関わるいかなる経験や物質も、
長期的な心理的効果を及ぼす可能性があります。

最近のヨーロッパや英国での研究で、
精神疾患のある家族をもつ人たち、
つまり遺伝的に精神疾患に罹りやすい人は、
大麻を使用すると統合失調症をより
発症しやすいことがわかりました。

体の健康の問題
大麻の体に対する主な害は、大麻を吸う時に
一緒に吸うタバコによるものと言われています。

大麻精神病」というのはあるのですか?
最近のデンマークでの研究によると、
大麻精神病はあるようです。
これは短時間の精神病で、大麻を吸うことで
起こり、大麻の使用を止めるとすぐに
消失するといわれています。

他にも次のようなことが明らかになりました:
大麻精神病を初めて発症した若者の4人に3人が、
翌年にまた精神病を経験した

大麻精神病を初めて発症した若者の
半数以上では、3年後も精神病が続いている

おそらく、大麻精神病と診断された
半数以上の若者は、実際には統合失調症
ような、もっと長期に続く精神病の
初期症状を示していたのでしょう。

これらの人たちは、特に大麻に影響を
受けやすいと考えられ、今後は大麻の使用を
避けるべきです。

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大麻には依存性はありますか?

大麻には、依存性がある物質に共通する
特徴のいくつかが認られます。
慣れの形成—同じ効果を得るために、
どんどん多くの量が必要になる
離脱症状大麻常用者にみられ、

次のような症状があります
渇望感
食欲低下
睡眠障害
体重減少
攻撃性・怒り
イライラ
落ち着かなさ
異様な夢
これらの離脱症状は、タバコの離脱症状
同じくらいの不快感を生じます。

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長期に大麻を吸っている人では、

次のようなことがあります。

4人のうち3人に渇望感がみられます。
半数がイライラしやすさを訴えます
10人に7人が、大麻使用をやめようとして
タバコに切り替えます。

イライラ、不安、睡眠障害は、最後に大麻
使用してから10時間後に出現し、
約1週間後に頂点に達します。

強迫的使用
大麻を吸わないではいられないと感じ、
大麻を探したり、購入したり、使用するために
生活の多くの時間を費やすことになります。

人生における他の大事な出来事
(家族、学業、仕事)が犠牲になっても、
大麻を手に入れるための行動をやめられません。

もし大麻を毎日使用すると、大麻依存症に
なる可能性が高くなります。

スカンクと、他の強力な種類の大麻について
大麻草に含まれるTHC(精神に作用する主な成分)
の量は1―15%と幅があります。

スカンクを含めた新しい種類の大麻は、
THCを最高で20%含みます。

新種の大麻は、30年前に流通していた
大麻に比べて、概して2~3倍の強さがあります。

より短時間で効果が得られ、
深いリラックス感や気分の高揚を伴う
幻覚が生じ、同時に神経過敏になり、
不安発作や激しい嘔吐、激しい食欲亢進を
伴います。

これらの大麻は、エクスタシーやLSDの代用
として用いられることもあります。

法律上は、これら新種の大麻もB群に
分類されています。

これら新種の大麻についての詳しい研究は
少ないですが、精神疾患を引き起こす
危険は強いでしょう。

現在大規模な研究が進行中ですが、すでに、
これらの新種の大麻の使用者における

集中力、短期記憶の問題が報告されています。

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大麻使用に伴う問題

大麻を使用する多く(おそらく大多数)の
人は、大麻を吸うことを楽しんでいます。

しかし、一部の人々には大麻は問題を
引き起こします。
米国の団体マリファナアノニマスは、
大麻使用の問題を次のように定義しています。
大麻によって生活や思考を支配され、
欲求が大麻に関すること
大麻を使用すること、取引すること、
ハイの状態が続くような方法を見つけること)
に占められ、他のことに関心がなくなった場合」

マリファナアノニマスのウェブサイトには、
次のような質問表があります。
飲酒の場合にも同様に使えます。

次の質問にひとつでも当てはまるものが
あれば、問題があるといえます。

大麻を吸うのが楽しくなくなった
一人でハイになったことがある。
大麻なしの生活を想像するのは難しい。
友人は大麻使用によって決まってくる。
問題と直面するのを避けるために大麻を吸う。
気持ちを落ち着かせるために大麻を吸う。
大麻を使用すると自分だけの世界で過ごせる
大麻使用を止める、あるいは減らすと
約束したのに守れなかったことがある。
大麻のせいで記憶や集中力、意欲の問題が起きた。
大麻の隠し場所がほぼ空になると不安になり、
どうやって入手するかばかりを考える。
自分の人生を大麻中心に考えることがある。
友人や家族に、あなたの大麻使用に
よって彼らとの人間関係が台なしになったと
責められたことがある。

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未来の生活

カナダ、オランダという大麻が合法となって
いる理由は、死亡理由の大半はガンですが、
なにも大金を使い、からだのリスクに負担を
かけなくても、大麻で治療できる効果が
あるからです。

もはや世界の常識ですが、大麻を違法とした
理由は、製薬会社の利権だからです。
ここにくると都市伝説だろう?と言う
話になりますが、現実は世界の富豪が石油、製薬
、銀行の分野で独占したからです。

アロマ、自然に自生した植物の効果は、太古の
昔から証明され、実践されてきました。
ですが、簡単に人が治ってしまうと、医療事業者
が困るわけです。

人が生活をして、毎日食事をして病気をする
スポーツを推奨して、ケガをする。
大けがで、手足が欠損する。
大病で寝たきりになる。研究材料です。
結局これらの人生は、作られ推奨された世界観
なのです。
そしてこれらが、人としての人生という
定義をしています。

健康では困るわけです。
持病があって病院に通院してもらわないと
困る台所事情があるのです。

否定はしませんが、なぜ私たちの生活はいつも
病気があり、ケガがあるのか?考えなければ
なりません。

大麻は嗜好性と治癒の両面を持っています。
そのバランスを個人で取るのは、なかなか
難しいのが実態です。

健康的な精神とからだを育み、人生を病気ナシ
で送りたいなら、大麻の力を借用することも
問題はないのではないか?と思います。

2つの側面の大麻を分離することは、現状
では不可能です。ですから今後世界の潮流を
見ながら、日本は自然治療を推進していくべき
と考えます。