日本代表まっ茶はアンチエイジング

まっ茶はアンチエイジング脳卒中予防など健康効果があるという認識が世界でも高まりつつあります。

■まっ茶とは

玉露がお茶の王様としての美味しさを保っている秘密は、一番茶の茶葉を摘む予定日の3~4週間前から、茶樹の上に簀子を張り、むしろ等をたらして(近年は寒冷紗を用いるところが多くみられるようになりました)、太陽光をさえぎって育てるところにあります。4月上旬40~50%の遮光率であったものが、数日前くらいには90%ほどの遮光率まで高められます。

[ad]

このような工程操作により“おおい香”と呼ばれる独特の香りがするようになりますが、この青くさく、生のりのような香りは抹茶の香りの特徴でもあります。うま味の成分はアミノ酸類ですが、中でもグルタミン酸、テアニン、アルギニンというアミノ酸が、光をさえぎることにより 煎茶の約1.5倍以上に増加します。独特の苦さは、好き嫌いが分かれますが、栄養価はお茶の中でも秀でた実験結果を得ています。

[ad]

■まっ茶の製法
 玉露の作り方は、茶葉を摘採した後、蒸煮⇒揉捻⇒乾燥、という工程を経て製品となりますが、
このうち「揉捻」という操作を行わず、そのまま乾燥したものを碾茶と呼称しています。この碾茶を石臼で挽いて粉にしたものが「抹茶」です。

■まっ茶の効果効能 ~まっ茶は本当に身体にいい!~ 
 茶は古来より薬として、珍重されてきました。高血圧、心疾患等の生活習慣病を始めとした疾患に効果のある可能性が、実験事実を基に発表されました。茶の効果が大きく見直された時期でもあります。これらの効果は茶を「飲む」として利用することだけで、これらの効果がみとめられたわけですが、まっ茶の場合には不溶性の残り70%を含めて、すべて利用することになります。

■まっ茶の生理機能
抹茶にはカフェイン、ポリフェノールカテキン)、アミノ酸(テアニン)などが豊富に含まれますので、これらが単体、あるいは複合して様々な生理機能を発現します。カフェインは、「これが茶に含まれるが故に古来から飲用されてきた」とも言われ、茶を飲んだ人の多くは覚醒効果、利尿効果を経験することと思います。

■風邪のウイルス感染症に効果
 カテキンは抗酸化性と吸着性に優れた物質で、茶を白い布などにこぼすと着色して落ちなくなったり、急須に茶渋が付いて汚れてきますが、これらはカテキンの吸着作用によります。それ故に風邪のウイルス感染症に効果があったり、口臭の予防になったりします。

カテキンの抗酸化性はアンチエイジングそのものと言えます。
下記のからだに対する効果があるといわれています。
1 抗酸化物質は細胞のがん化抑制効果、
2 動脈硬化抑制作用、
3 血圧上昇抑制作用、
4 脳卒中予防作用、
5 肥満抑制作用、
6 老化認知症予防効果等、
7 酸化ストレス

参考資料 日本“MATCHA”サミット