10年前の離婚した当時は、どうしょうもない焦燥感と絶望の日々だったあの頃

忘れもしないあの頃

2010年1月25日月曜日、涙が止まらない。本当に涙は止まらない。何度も何度も涙が流れる。何度も何度も涙が流れる。何度も涙流れる。

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今日離婚した彼女が荷物を整理に来た。半分はもう新居に持っていったので、残りの半分をまとめた。というのは違って、自分が今日車で手伝ってくれると勘違いして整理してしに来たわけだ。しかし、今日も今日と言うのは、車をレンタルするには無理な話であって、明日レンタカーを借りる予定にしたのだ。それにもかかわらず、さんざん、なんだかんだ、いろいろ言われて、私はそれに対して反論するもの。

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それが最後の反論だと思うと、悲しくなってくる。荷物をまとめ、そして彼女は言う。「私は若いお金のある男と結婚する」と、自分は何も言うことができなかった。彼女には、言うだけの根拠の魅力がある。男が寄りそってくるような、そんな魅力のある女だ。それ分かってる。だから自分も惹かれたので、彼女の個性と言うのは、今に始まったことではない。幼少時にも皆の注目の的だった。

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みんなの人気ものだった。だから友達が多い。知り合いも多い。なぜだか彼女には、そういうオーラを発しているのだ。彼女を大嫌いと言う人間は見当たらない。性格は強いが、情が深いから男女とも彼女のファンが多い。外交的な性格とその笑顔は、人を惹きつける何かを持っているのだ。自分もその1人かもしれない。しかし、自分は全く彼女の逆で、友達がいない。

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オタクなところがあって1日家にでも、なんとも思わない、そんな引きこもる内向的な性格なのだ。こんな私と結婚した彼女は、性格的にも合わなかったのだが、彼女が外国人であったという最大の理由、永住ビザが欲しかっただけなのだ。すでに永住ビザは、取得してあるわけで私は利用された。最初は年寄りになっても、一緒だと。死ぬまで一緒だと言っていた。しかし、しょせん外国語の現実味のない言葉遊びだった。

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全て永住ビザが欲しいための1つの手段だった。友人たちからは、皆反対した。反対されたが、強引に結婚したのだ。この5年の間、貯金は半分なくなった。自分は職を失った。そして、彼女は去っていった。予定する財産が入るという男と一緒になったわけだが、その男は親族との協議に負けて予定の額よりかなり減ったようだ。それを当てにしていた彼女がいたわけで、彼女が言うには、この男とも「結婚しない」という話だ。

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というのも、この男には「もうカネがないから結婚は無理」だと・・・この男は結婚を望んでいるわけだが、彼女自身は「無理だ」と言い放つ。そういう割り切った性格と言うか、そういう悪女てきな女なのだ。それはそれとして、彼女の荷物を見るために涙がでてくる。嘘でも、彼女と生活できた約5年の年月を考えると、ムショウに悲しくなってくる。ムショウに、涙がでてくる。

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なんで涙が出るのか分からない。彼女の残した荷物の数々。この荷物のひとつひとつの記憶にある。彼女が着ていた服や彼女が使っていた化粧品、彼女が使っていた道具。彼女が使っていたもの、彼女がガラスに貼りつけたキティーちゃんシール。本当に悲しくなってくる。だから今、彼女の記憶を消すように努力をしている。彼女の痕跡があるというだけで、涙が止まらなくなる。彼女の出かける時間、そして帰ってくる時間。

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その時間に彼女を待っているという自分。情けないと思うでしょうが、哀れと思うでしょうが、それが真実なのです。朝、彼女が元気に部屋を出ていく。その場面。そして夜遅く帰ってきて、私の名前を呼ぶ。こんなことを思い出してしまうのです。思い出して、そして涙がでてくるのです。もう2度と、ない。もう2度と、ない。彼女との生活は、荷物をまとめる段階で終了したのです。私は1人きりになったのです。

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私が悪いのでしょうか?2人で歩いた道。手をつないでいた時期は、遠い昔に消え去ってしまいました。山下公園で、私は決意しました。この女性と結婚するんだと、私は決めたことは、どんな意見があろうと決めてしまう頑固な性格だから周りの反対でも、結婚してしまうのです。子供もいない。普通に考えれば、平和な家庭を持って、温かい家族に囲まれて幸せな生活をしている。人生わからんです。

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誰が哀れむでしょうか?私はただただ悲しくってしょうがないのです。私はただただ悲しくて仕方がないのです。どうしたらいいだろうか?という希望もないのです。ただただ悲しいだけなんです。私はどうしたらいいんでしょうか。わからない。分からない。涙が出るのです。ただただ、涙が出るんです。ただただ悲しいのです。こんなに涙が出るとは、思っていませんでした。

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昨日は、涙の1滴も出ませんでした。しかし今日彼女が部屋に来て、話をして、荷物をまとめて、彼女は帰って、部屋に1人なってみると、ただただ悲しいだけが残って、ただただ悲しくてしょうがないという気持ちがあるだけなんです。