【温熱サウナ】と冷水の組み合わせマジックで!?アンチエイジング

フィンランドといえば、サウナが有名です。日本では梅雨のこの時期、気温も変わりやすく、高湿度のせいか体も重く感じる時に、サウナは心身を爽快にしてくれます。最近、サウナのアンチエイジング効果が医学的にも注目されていますので、紹介しておきましょう。

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●サウナと冷水浴の組み合わせが効果生むアンチエイジ
サウナは一種の蒸し風呂で、フィンランドの場合、80~90度の高温になった部屋の中で汗を流し、16~23度くらいの冷水に入ることを繰り返すのが特徴です。

 

●どのような健康効果が期待できるのでしょうか。
まず、サウナに入ることで体温が上がり、心身の緊張をほぐす副交感神経が活性化します。また、酸化ストレス(酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ、酸化反応が生体に悪影響を及ぼしている状態)も減少するので、

 

●加齢臭予防
例えば、加齢臭に悩む方などには、とても効果があります。汗をかき、毛穴が開けば、血行も良くなり、代謝も上がります。

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●気分爽快のサウナと冷水の組み合わせ
冷水に入ると、今度は体を活動に適した状態にする交感神経がぐっと活性化すると言われています。頭がさえる感じがするほか、エンドルフィンという脳内ホルモンが放出されるのでハッピーな気分になります。

 

●サウナと運動って似ている?
エンドルフィンは長距離のランニングを行うことでも出てきますが、サウナなら手軽に体験できるので、走るのがあまり得意ではないという方にはいいですね。通常、サウナと冷水の組み合わせを2、3回繰り返します。サウナが病みつきになるのも、この冷水浴があるからなのです。

 

●呼吸と寒冷刺激で自然治癒力を発揮!?
人類学者でジャーナリストでもあるスコット・カーニー(米国)が書いた『サバイバルボディー:人類の失われた身体能力を取り戻す』(小林由香利訳、白水社)という本は、呼吸法と寒冷刺激を組み合わせることで、現代人が太古のネアンデルタール人のような身体能力を身に付けられることを見いだした「アイスマン」ことヴィム・ホフ(オランダ)の話です。

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●2、3回 冷水浴をすると・・・・
冷水浴だけでも、週に2、3回行えば、うつの症状が改善すると言われています。冷水につかることで、免疫細胞を活性化する効果もあるようです。

 

●冷水で脂肪燃焼効果あり!?
さらに、冷水は体の中の褐色脂肪を活性化し、アンチエイジング効果もあることが注目されるようになりました。褐色細胞は背中、首回り、腎臓の周囲などに分布している脂肪で、加齢とともに減少していきますが、脂肪を燃焼する効果があります。褐色細胞が増えると、体温が上がります。すると、エネルギーが消費されるので肥満になりにくい。すなわち、ダイエットになるのです。

 

●運動後のサウナ効果
サウナは、運動をするのと同じような効果があり、心血管系疾患や高血圧の予防になることが報告されています。もちろん体を動かした後のサウナは、効果が増します。

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●飲酒後のサウナと冷水は要注意!!
ただし、飲酒後にサウナと冷水浴を行うと、逆に心筋梗塞狭心症といった「心血管イベント」を起こしやすくなるので要注意。当然ですが、冷たい水につかる場合はゆっくり体を慣らしながら入る必要があります。