若い人の血液を輸血すると若返るという噂はホント!?

若年者の血液を輸血すると若返る
ろいう研究についての考察

科学誌ネイチャーに論文から抜粋
ガン、認知症、心疾患など、老化が引き起こす様々な病気の研究に多大な影響を与える可能性があるのではないか?

●若者の血液を輸血してアンチエイジング!?英紙「The DailyMail」によると、加齢が原因となる病で苦しむ患者に、若者の血液を輸血する例が増えているという。
最近の科学的な研究でも次第にその効果のほどが明らかになりつつあるという。

●英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの遺伝学者リンダ・パートリッジ氏らの研究で科学誌
「Nature」に発表した論文によると、若者の血液によってガンや認知症、心疾患などの病に苦しむことなく人生を送れることを示唆するデータが出ているそうだ。

●パートリッジ氏らによるマウス実験では、若い個体の血液を輸血された老齢のマウスは加齢による病気を発症せず、認知機能を高く維持していたのに対し、逆に老いた個体の血液を与えられた若いマウスは老化して病気になりやすくなったという。

●若者の血液による若返り効果については
世界各地の有名大学・研究所なども研究を進めており、筋組織や内臓組織の修復や、アルツハイマー認知症を引き起こすとされるベータアミロイドのレベルを下げるなど、様々な効果が報告されている。
だが、血液中のどの成分が若返り効果に関連しているかは未だよく分かっていない。

●否定論
しかし一方で死亡リスクが上がるという研究がある。
若者の血液を使った若返り研究開発が過熱する一方で、全く逆の研究結果も発表されている。

●科学ニュース
「Science Daily」(2016年7月11日付)によると、高齢者(平均66.2歳)に17~20歳から提供された血液が輸血された場合、40~50歳から提供された血液の場合に比べ、輸血単位あたりで8%死亡のリスクが高かったという調査結果がカナダで報告されているという。

●結果
果たして、若者の血液は若返りの妙薬なのだろうか?
輸血が若返りの秘訣となるかどうかはともかくとして、その血液中の成分が様々な病気の治療に役立つ可能性は高いだろう。イメージとして若年者の血液には、高齢者にないまだ未知の成分が存在していると思われる。