アドレナリンと睡眠の関係

皆さんこんにちは突然ですが、
このような状態に悩んでいるという
ことはありませんか?

毎日7時間以上睡眠時間を確保している
はずなのに、疲れが残っている気がする?
家に帰っても仕事のことが頭から
離れず心の底から休まる時間がない。

夜布団に入っても、すぐには寝付けない。
もしそのような状態に悩まされている
のでしたら、アドレナリンとの
付き合い方を改善することで状況は
良くなるかもしれません。

アドレナリンとは?
アドレナリンは、恐怖や不安を感じた時に
交感神経からの指令を受けて副腎髄質で
分泌され、主に体と脳を臨戦態勢に
するためのホルモンです。

こう聞くと、少し難しいかも?
簡単に説明すると、ストレスがかかる状況に
置かれた時、その状況を素早く切り抜ける
ために、一時的に体や脳の機能を高める
ためのホルモンであると理解すると
良いでしょう。

このアドレナリンは、例えば危険な目に
あった時や運動をする時また大きな声を
出したり興奮状態にある時に分泌される
ホルモンです。

アドレナリンが、血中に分泌されると
心拍数や血圧は高まり、筋肉に行き渡る
血流は増えます。

そして目の瞳孔を開き、各精度を上げ
注意集中力を高め、体との臨戦態勢に、
変えて行きます。

こうしたアドレナリンの主な効果を
まとめると、
肉体的には身体能力の向上、
脳機能に対しては記憶力、
集中力判断力の向上と
いった効果があります。

アドレナリンの過剰分泌の悪影響とは?
ここまでの説明を聞くと、アドレナリンは
私たちの強い味方でどんどん分泌して
いけばいいじゃないか?と思われてしまう
かもしれません。

しかしストレス要因の多い現代社会に
おいては、私たちは常にアドレナリンの
分泌に頼っていると言っても過言ではなく、
むしろアドレナリンの過剰分泌の方に
こそ注意を向けるべきです。

アドレナリンの過剰分泌による悪影響を
理解するためには、まず人間の自律神経で
ある交感神経と副交感神経の関係を知る
必要があります。

人間の体は、日中は交感神経というものが
優位となりアクティブに活動するのに対して、
夜にかけては副交感神経というものが
優位となり、肉体的にも、寝る時にも、
休息をするように元々プログラムされています。

そしてこの副交感神経が優位となっている
夜の間に日中に受けたいろいろなダメージを
修復し、また翌日アクティブに動けるように
回復しているのです。

しかし、もしアドレナリンが過剰に分泌して
いた場合、交感神経と副交感神経の切り替えは
スムーズには働かずに、日中に受けた
ダメージを十分に回復することなく、
また次の日が始まってしまうという悪循環に
陥ってしまいます。

そうした悪循環を続けるような生活を
していると、最悪の場合には、心筋梗塞
脳卒中で倒れてしまう可能性もあります。

気づいた時には、うつ病になって
しまっているという可能性も十分にあります。

もしあなたが夜遅くまで仕事や勉強を
するような生活をしていたり、寝る直前まで
パソコンやスマホテレビを見るような
生活をしていたり、もしくは休むということに
苦手意識がある場合には、
これからご紹介するアドレナリンの分泌を
オフにしてしっかりと休めるようになる
心がけをぜひ取り入れてみてください。

アドレナリンの過剰分泌を防ぐ3つの心がけ
それでは、次にここまで解説をしてきた
ようなアドレナリンの過剰分泌による悪影響から
身を守るための3つの心がけをご紹介
していきます。

1 夜遅くまでの残業や勉強はしない。
夜遅くまで残業や勉強を続けていると
アドレナリンの分泌がなかなかオフに
ならず、体も脳も休憩モードに入れません。

少なくとも、夕方から夜にかけては仕事や
勉強を終わらせていくように段取りを組み
家に帰ってすぐ寝るという生活ではなく、
家に帰ってからゆっくりと休み、
それから寝るという習慣を作るように
しましょう

夜遅くまでの残業や勉強は一見ストイックに
見えて効果が高いように思えるかも
しれませんが、結果的に見れば生産性や
能率は下がっており、休むべきところは
しっかりと休むというようにメリハリを
つけたほうが、生産性の能率も向上する
はずです

2 何もしないで、ぼーっとする時間を
確保する上で、休憩する時皆さんはど
のように過ごしているでしょうか?

もしかしたら、テレビを見たり、スマホ
パソコンで娯楽コンテンツなどを楽しん
でいるかもしれません。

しかしアドレナリンはそうした興奮系の
娯楽を前にしても分泌がされています。

テレビやスマホは、リフレッシュアイテムと
見られるかもしれませんが、一番良いのは
何もしないでぼーっとするということです。

何もしないのは、時間がもったいないという
気持ちもわかりますが、ここは自分の体の
ためにも、そして次の日にまた100%の状態で
臨めるためにも、あえて何もしないで
ぼーっとする時間を一日に一回は確保する
ようにしましょう。

3 睡眠前の過ごし方に注意。
アドレナリンの分泌をオフにしていく
交感神経を優位にして心身ともに、
休憩モードに入っていくためには、
入眠前の過ごし方がとても重要です。

まずお風呂の温度には気をつけましょう。
40°を超えると交感神経が優位になり
逆に目が覚めてしまいます。
40°未満に調整するようにしましょう。

また夜遅くに、ジムで筋トレなどをするのは
アドレナリンの分泌をオフにするという
観点からは好ましくありません。

少なくとも、入眠前の2時間前には終わらせ、
しっかり休憩モードに入った上で
睡眠できるようにしましょう。

最後に、神経伝達物質のひとつである
アドレナリンは、分泌されることによって
身体機能や脳機能を高めストレス下に
置かれた環境から素早く切り抜けることを
可能にしてくれます。

しかしストレス要因の多い現代社会においては、
むしろ過剰分泌となっているケースが
多いのです。

充分に心身的な回復をしないままに、
次の日を迎えるという悪循環を繰り返している
と最悪の場合健康を害します。

そうしたアドレナリンの過剰分泌を
予防する3つの心がけをご紹介しました。

1 夜遅くまでの残業や勉強はしない
2 何もしないでぼーっとする時間を持つ
3 睡眠前の過ごし方に注意する

以上を踏まえ毎日を明るく元気に
過ごせるようになりましょう。

何か一つでもご参考になる点が
ございましたら幸いです。

最後までありがとうございました。