【孤独死】いとこへの遺言、実録、相続問題でもめた半年、3

まさかそれが相続協議文書に使われたとは、夢にも思いませんでした。こういう自分の甘さが今回の反省点でした。つまり、遺産増続を勝手に一人でやったことに対する代償、ツケを払ってもらわなければ納得できないという怒りがあります。しかし弟と私の関係は昔からそうでした。なんの相談も話も日常会話さえありません。葬儀の時当たり障りのない会話をしたくらいです。弟を悪く思いたくないですが、今回の件で理解できました。もう二度と信用できないと。

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弟とは今後なにもないし、相続でこじれたのでもう逢いたくないというのが本音です。さて、これからの問題ですが、私は現在独身状態です。前に結婚しましたが、外国人でした。日本の習慣を理解していません。もし私の身に起こったら、誰も連絡をする人もいません。自室で自死しても誰も看取られず、共同墓地に埋葬されるでしょう。もうそういう歳になりました。弟の本性が見え、信用ならない他人となりました。いまではそういう気持ちです。これは同じような目に遭った人ならわかると思いますが、親兄弟に裏切られた心境は惨めなものです。他人ならいざ知らず、同じ家で時間を共に過ごしてきたのに、心許せる関係ではなかった。それは寂しい気持ちです。

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世間では、孤独死というのが流行っていますが、他人事ではありません。私もそのうちの一人になるかも知れません。そこで武君にお願いしたいのです。自分が死んだら、私の遺体を火葬して実家のお墓に入れてもらえないだろうか?葬式はしないで結構です。その費用は貯金がありますので、ご心配なく。私は母に、「遺書を書くように」と会うたびに言ってきましたが、のらりくらりと言い逃れしていました。それで突然の老衰状態です。母は自分がこうなるとは予想していなかったでしょう。テレビ漬けの毎日で生きているのが意味がないことは、母が一番よく知っていました。懐かない孫をかわいいとは思わないし、母は一方的に自分は愛されるべきという性質の人だったのです。

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遺言を残さないから、今回のように相続問題が発生したのだ。と母に言いたいです。父も遺言もないまま亡くなりました。死の当日はまだ話せる状態でしたが、残す言葉はなかったのです。ですから自分は、元気な時に遺言を託したいのです。従妹を見まわしてみれば、純子と博しかいません。彼らは母の亡くなった時、なにも連絡もなければ、姿も現さなかった。すでに40歳を越した引きこもりの、博に関して言えば、私の母が亡くなったことを聞いているはずなのに、しばらく話していたが一切母に関しての話がなく、お悔やみの言葉さえなかった。これに、私はがっかりしたというか、「この人は一体どうして生きているのか」と思いました。

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純子に関しても歳は40後半だと思うが、一切連絡がなかった。なぜ?なぜ?たった一人のお世話になったおばさんの死を嘆かないのだ?お世話になったであろう母に、最後のあいさつも来なかった?施設に面会にも来なかった。妹のマサコさん毎日面会に来て母を励まし続けた。感謝しかありません。しかし、この常識外れた2人は親が亡くなったり一人で生きられないでしょう。特に博は、自分ではなにもできない廃人になってしまった。もはや正気ではない。ただテレビを見ているだけの廃人だ。いつか家を手放す時が来るかも知れません。その時は、私の教訓を思い出してください。特に純子は権利を主張してくるでしょう。私にはわかります。

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純子や博は、両親に世話になっているはず。武君よりいろいろ面倒を見てきたと思う。おじさん、おばさんに最後のお別れができないとは、なんとも悲しいというか、常識がないのか?と思います。そんな私の父方の本家の方も、親戚関係は破壊しています。従妹の一人は、病気で亡くなりました。原因は風呂場での孤独死でした。それが去年の12月でした。そして2月には母が亡くなりました。私は実家も無くなり、親戚関係も無くなりました。地元に帰る理由もなくなりました。今後弟が親戚を行き来することでしょう。いまさら私の出る幕はないのです。父の本家は私と同期の人が継いでいます。昨年、癌で父の兄も亡くなりました。80歳代でしたが、この人が父より先に亡くなる予定でした。

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長々となりましたが、遺言を託せるのは、武君しかいないのです。迷惑だと思いますが、お願いしたいのです。銀行には、100万以上の預金があります。自分が死んだら、すべて武君に譲渡します。暗証番号も教えます。人はいつ、何時お迎えが来るかも知れません。保険と同じで、その時がいつ来るとはわかりません。孤独死や自殺の報道を毎日のように見ます。これは他人事ではない。これは自分もそうなるかも知れないという現実なのです。父母を毎日思い出して、懐かしい記憶を紡いでいます。先日やっと墓石標に母の名前と期日を彫りました。これですべて終わったと安堵しました。もし近く寄ったなら、お線香をあげてください。きっと久治さんと怺子さんは喜ぶでしょう。「たけしくん来てくれてありがとう」と・・・

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