【孤独死】いとこへの遺言、実録、相続問題でもめた半年、2

いったん裏切られた弟を信用ならず、「今年中に支払ってほしい」と連絡しましたが、なかなか折れませんでした。そこで私は、低収入者でも相談できる「法テラス」に連絡をして、とりあえず無料相談を受けることにしました。法テラスとは、約100万円以下の低所得者用の機関です。電話で窓口の人に内容を伝えると、弁護士先生の空いている日時を指定されます。混雑しているのです。そして30分という限られた時間の中で、相談事をまとめておかないと、肝心な焦点が抜けてしまうかも知れません。

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その指定日を逃せば、1カ月待たされることになります。前に、職場の給与未払いの件で数年前に相談しました。その履歴が残っているようでした。そして当日、年配の男性弁護士に会いました。いままでの経緯と事情を話すと、やはり「安易に実印を渡した」のが、最大のミスだと言われました。そして、相続問題というのは、お互いの感情論が勝るので「話し合い、協議できる雰囲気をつくる」とか「話せばいいのでは?」というごく当たり前の回答で、モヤモヤした気持ちが残りました。

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次に弁護士会が運営する5000円30分の相談所に翌日予約をしました。ここでは、2名の若い弁護士先生がおられ、私としては適切なアドバイスをしてもらったのです。ですから、今後の弟への相続問題の有利な進め方を考える余裕ができました。ここの弁護士先生もにも同じようなことを言われました。「お互い、話しあいをしたほうがいい」と。金額的も大したことない金額だったからです。もしこれが数千万、数億ともなれば、弁護士先生の対応も違っていたことでしょう。

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私は、家庭裁判所簡易裁判所で弟と戦う気持ちがありました。「相続協議は無効で最初からやり直しだ」と主張したかったからです。実印は貸したものの、文書の字は明らかに第3者だったので、そのことを弟に厳しく指摘したのです。これには、のらりくらりとハッキリと答えませんでした。そりゃそうでしょ。「自分が書いた」とはウソでも言えないでしょうね。そうすれば協議書は自分一人でやったことを認めることになりますからね。そこで、土地家屋売買に関する資料を見せてほしい、領収書を見せてほしいとメール連絡しました。2カ月が経過してイライラも毎日続いていました。法務局に行き、土地の売買契約を閲覧してコピーしたのです。500円の印紙代を払いました。

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5月に法務局に届けられていて、購入者の大和田さんと弟の直筆の契約書が交わされていました。ここで驚くことはないが、つくづく残念に思うのは、5月の100日祭に逢った時、この件が一切なかったことです。この時、3万円の供養代として払っていた。あの時を思い出すと、自分のマヌケさに腹が立ちます。あの日は、すごく天気の良い日でした、前日が荒れ狂うほどの雨風の天気だったのです。母の遺骨がお墓に収める時は、無風で天気の良い素晴らしい日でした。それから2カ月後・・・やっと資料を出してきました。やっと誠意を見せてきました。私もやっと終わりにできると安堵したものです。そして、「誓約書を書いてくれ、たら近日中に支払う」とメールで来ました。

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弟の方にも弁護士がいるらしく、数日後、郵便が届きました。その弁護士が作成した協議文書に私はサインと実印を押しました。これにより、弟との相続問題は5か月後の12月に終了しました。そんな経緯がありました。今後弟とは、絶縁状態になるでしょう。これは覚悟していたことですが、致し方ありません。私にも非があるでしょう?お互いの主張は食い違いがあり、当初、「自分が母を面倒を看てきた来たのだから、当然自分が相続は当たり前だ」と「なにもしていないのに相続に口出しするのはおかしい?」と「来年の確定申告の時、自分が出した計算で分配する」

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そういう一方的な言い分でした。それから5カ月の時間をかけて、弟を攻めてきたことになります。相続協議書とは、当事者が認識して、実印を押し、直筆でサインします。それが至極当たり前。その工程を勝手に進めるのは悪質です。ネットで検索すると数多く同じような事例が出てきます。「寝たきりの親の実印を勝手に持ち出した、実印を盗んだ、実印をコピーした」「同居していた長男が、兄弟の了承なしに一人で相続した」私の実例で言えば、実印を貸したのが大間違いです。弟を信用していたから、貸したわけです。

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